札付き中学生2♪
- 2014.05.31 Saturday
- 16:28
来週の日曜日は、いよいよ「ピアサポート養成講座」で、気持ちが落ち着かないオルカです♪
今週の木曜日に、実家に中学時代の写真を探しに行きましたが、
卒業アルバムしか見つからなかったけど、地元の中学の後輩のカフェバーで、
兄貴とお店の常連さんたちと飲んだくれました(私はお茶)
写真がなくて残念ですが、ちょっと前までは、過去をひた隠しにしておりましたので、
積木くずし的な写真は、処分しちゃったのかもしれません(^^;)
オルカは、中学時代にひとつわかった事があります。
一度、失った信頼は、取り戻すのに、数十倍の努力が必要になるという事です。
そして、私の評価は、私の周りにいる人たちにまで影響を与える。
「オルカさんちは、お母さんがいつも留守だから教育が行き届かないのね」
↑皮肉なことに、これが、更生のきっかけになったかも知れません。
前置きが長くなりすぎましたが、お待たせいたしました♪
警察につかまっちゃったの章
学校が終わってすぐ家に帰りたくない私たちは、いつもどこかをフラフラしてた。
仲間の誰かの家ってこともあれば、公園だったり、今日は、伊勢佐木町をプラプラしてた。
「ちょっと〜お姉さん!!」と最初に声をかけたのは、人見知りをまったくしない理沙だった。
後ろを振り向いた高校生ぐらいのお姉さんたちが、私たちを見て慌てて逃げ出していった。
なぜ逃げ出したのか?
それは、私たち姿がとても中学生には見えず、明らかに悪そうだったからである。
その当時の主流の超ロングスカートに、ペッタンコの学生カバンもしくは、それすら持たない、茶髪、パーマで、その日は特にガタイのいい(背がたかい)メンツが4,5人だった。
中学時代のオルカは思った。
私らは、呼び止めただけで逃げ出されるのか〜。
誰が言い出したかとか、どんな理由で始めたかは定かでないが、私たちは、カツアゲをしていたのだった。
30年以上前のため記憶が定かではないが、たぶんその日が初めてで、
後日、そのカツアゲ事件のことで、警察に呼び出されることになった。
※カツアゲ⇒恐喝してお金を脅し取ること。もちろん犯罪だ。
そこに、警察がいたとは知らない私たちは、その日にお財布を巻き上げた子の中に、
私たち不良グループのうちの小学校の同級生がいて、お財布だけ返してほしいと頼まれたのだった。
みんなで、可哀想だから返しにいこう(←その前にカツアゲなんかするなって話だが)と、呼び出された場所に、ノコノコみんな出かけていったら、そこには、警察が待ち構えてて、揃ってご用となったのだった。
こいつら犯罪は、これだけじゃないなと踏んだ警察は、万引きしたことを隣りの清子が言ってるぞとカマをかけてきた。
それぞれ、別々の部屋で取り調べを受けていたみんな、ぽろぽろ喋りだしていたらしい。
コミュニケーション能力のめちゃくちゃ低いオルカは、なぜか喋っちゃいけないように思っていて、
口を貝のように閉ざしていた。
「お前だけだぞ、喋っていないのは」と言われたのが記憶に残っている。
そして、清子と私だけが、4月生まれで14歳だったため、当時の法律で記録(前科)に残ることになった。
こんな飛んでもない中学生だったけれど、それぞれは、みんな気が小さくて、どこにでもいる幼い中学生でもあった。
それぞれの保護者が、迎えにくるのをみんな、泣き出しそうな不安な顔でまっていたのだった。
オルカんちは、父親がきたのだけど、もしかしたら、明日死ぬんじゃないかと思うほど
なんともい言えない神妙な面持ちの父親をみたとき、
これは、いたずらの延長なんかじゃなくて、飛んでもないことをしでかしたんだと気づいた。
その後の記憶が、あいまいなんだけど、
以後、オルカは、厳しい管理体制のもとで育つことになった。
誰が厳しかったのかというと、7つ上の兄だった。
兄は、母親を悲しませないために、オルカを厳しく躾ようとしたのだった。
今思うと、ストローク飢餓に陥っていたオルカは、初めは家族が注目してくれたことで、
本当は少し嬉しかったのかもしれない。
しかし、あまりに自由のきかない生活に窮屈さと反発心を感じていた。
不良グループから抜けるわけではなかったが、夜は出かけられなくなったオルカは、
みんなディスコに行っている話をきいて、疎外感を感じていることもあった。
そして、中学3年生になると、クラス全体が進路の事を考えていた頃
私たち不良グループも、心の中では、このままでいいのか?と思っていたはずだった。
それは、ずっと前から、本当は、こんな事してて、いいのか?って、みんな揺れてたんだと思う。
もともと、勉強が嫌いじゃなかったオルカは、高校へ行こうと決めた。
でも、まさか、あんなことが起きるなんて、その時のオルカは知る由もなかった。
次回は、「ネガティブ高校生」です。
お楽しみに〜
中学時代の写真の代わりに、実家の前の道路からのショット♪