「問題」は「作られる」
- 2017.04.18 Tuesday
- 15:44
ようやく暖かくなりましたね。
まあ暑いぐらいなんですが、長袖のシャツ一枚で出掛けますと、どこのお店も冷房をかけているので寒くなります。
一番ちょうど良い時期ぐらい空調を使わなくてよいのではないかと思うのですが、そうもいかないようですね。
さて、本題に入ります。
ある日、姪っ子(小1の時の話)に誘われて、お祭りに行きました。
兄夫婦と姪の幼稚園時代のお友達とその親御さんたちで、お祭りを楽しんでいました。
観察力の優れた義姉さん(年下ですが)が、姪の元気がないと言います。
義姉「今日は、まなが元気がないのよね。久し振りにあった幼稚園のお友達と喋らないし・・・」
私「そうなんだ〜」
私の心の中「久し振りにあったから、何話していいか、わからないかもね」
義姉「なんか何も食べないし食欲もないみたい」
私「朝は食べたの?」
義姉「朝は食べて、昼も食べたんだけど、2時頃ここへきてから、焼きそばやおでんを買ったけど食べないの」
義姉「まな、どうしたの?何か病気だったら大変だわ!」
姪「・・・」
私の心の中「朝も昼も食べてるんかい!」
私は、単にお腹すいてないし、いつもオヤツを食べるからといって、食べたくない時もあるんじゃないのかな?と思いましたが、口には出さず、ふと姪の方をみると、そう言えば元気がないようにも見えてきました。
ここで、「“問題行動の意味”にこだわるより“解決志向”で行こう」(森俊夫)
の一説を思い出しました。
「多くの問題や症状は、そこにあるのではありません。そう呼ばれるだけの事であって、そして多く、それらは言葉などによって「作られる」のです」
小さい頃の母親の言葉は、とても威力があります。
あなたは、こういう子と暗示にかけてしまう事などいとも簡単に出来てしまうものです。
確かに、母親の観察は正しい事実なのかも知れません。
いつもより、食べなくて喋らなかったのだと思います。
このケースでは言わなかったけれど、こんな場合に、母親がよく「この子は神経質だから」とか「すぐに胃腸にくるのよね」などと“意味”づけをしてしまう事があります。
そのようにして、なかったはずの「問題」が作られてしまう事があります。
注意 これは義姉さんに対しての批判ではありません。 とても優しくてお料理上手の大好きな姉さんです。
結局、しばらくして姪は、普通にパクパク食べて、お友達と遊んでいました("⌒∇⌒")
よかった!よかった("⌒∇⌒")
あんな風に、もう少し続けていると、本当に具合悪くなっちゃうんですよね。
これは、子供に対して関心をもって観察力が優れた一般的によい母親と言われる方こそ、陥りやすい事なのだと思います。
子供に無関心な親でない事は確かであり、観察力が優れている事自体は、悪いことではありません。
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